ASCRS学会(アメリカ白内障・屈折矯正手術学会)

【記事担当】浅見 哲(副院長) 【日程】2017年5月5日~9日

2017年5月5日~9日にアメリカ ロサンゼルスで開催されたASCRS学会(アメリカ白内障・屈折矯正手術学会)に参加しました。アメリカ国内はもとより、日本、インド、ブラジルなど世界中の眼科医が集まり最先端の知識、技術などの情報を交換する学会であり、今年は6000人の参加者がありました。
今年のハイライトは何と言っても、白内障手術に対する眼内レンズが実用化されてから50年の節目ということで、その功績、歴史を称える発表や展示がされていたことです。
その他のものとしては、白内障手術の際に前嚢切開や水晶体を破砕するフェムトセカンドレーザー(FLACS)や、もうこれ以上新しいことは出ないと思われていた緑内障手術に対して、次々と開発、実用化されている新しいデバイス、など、今後の治療に役立ちそうな情報が満載でした。
また、医療とは関係のない話ですが、アメリカの学会のスケールの大きさを感じた出来事としては、抽選でテスラ(アメリカのテスラモーターズが生産する電気自動車)が当たる企画がありました。私も学会アンケートに答え、抽選券を2枚もらい応募しましたが、当たったらどうやって持ち帰ろうか、という心配も杞憂に終わりました。
短い間の学会参加でしたが、得るものは大きく今後の診療に役立てていきたいと思います。